近年、日本で生活していても多くの外国人を見るようになってきました。
コンビニやホテル、デパートなどいろいろな場所で外国人が働いていますよね。
実は、2019年6月現在、約283万人という外国人が日本で生活をしているのです。
そして、この数字は増加の一途をたどっています。
また、海外では実に約30万人という人が日本語を学習しています。
アニメや漫画、日本の文化や歴史などに魅了された多くの外国人が日本語を学習しているのですね。
これに伴って需要が増加しているのが日本語教師。
日本語教師は、なるための条件や経験が厳しく問われる職業ではありません。
ですから、もっとやりがいのある仕事をもとめてキャリアチェンジを考えている人や、50代や60代で定年後も充実した生活を送りたい方におススメの職業なのです。
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40代や50代、定年後の第二の人生を日本語教師として歩む
40代を過ぎると通常、転職はとても難しくなってきます。
40代以降のキャリアアップとしての転職は、よっぽど仕事ができたり、コネがあったりしないとできるものではありません。
多くの場合、現在から大幅に給料など条件を下げないと転職は厳しいといえます。
ただ、40代や50代となって、会社の出世コースから外れてしまった人や、いわゆる窓際族になってしまった人の多くが、仕事にやりがいを見出せなくなってしまっているのも事実。
また、定年退職とはなったけれども、まだまだ仕事はできる、でも警備員のような仕事はしたくない、という人も多いでしょう。
そのような、現在の仕事にやりがいを見出せなくなってしまった方や、定年後も充実した日々を送りたい方におススメなのが日本語教師なのです。
40代、50代、定年後の職業として日本語教師をおススメする4つの理由
40代や50代、定年後の職業として日本語教師をおススメする理由は4つあります。
- 日本語教師になるための条件は決して高くない。
- 若い人に囲まれて仕事ができることで元気になれる。
- 人生経験豊かなことが教える現場でも活きる。
- 海外で日本語教師になることもできる
①日本語教師になるための条件は決して高くない
日本語教師は年齢制限があるわけではなく、なるための条件も決して高くはありません。
小学校や中学校の教師となるのとも異なり、「教員免許」も必要ありません。
日本語教師となるための条件としては、2017年に「日本語教育機関の告示基準」というものが定められ、以下の要件のいずれかを満たすことが日本語教師となるための条件とされています。
- 日本語教育能力検定試験に合格する
- 大学・大学院で日本語教育について学ぶ
- 文化庁が認定した養成講座などで420時間以上の教育を受ける
このうち、日本語教育能力検定試験は、毎年5000~6000人が受けている試験で合格率が20~30%と、ちょっと難易度が高いかもしれません。
しかし、日本語教師養成講座であれば、420時間学習すれば要件が満たせますので、試験を受ける必要もなく、無理なく日本語教師となるための準備を進めることができます。
②若い人に囲まれて仕事ができることで元気になれる
日本語を学んでいる多くの学生が若い世代です。
40代、50代や定年退職後になると、なかなか若い人と触れ合う機会なんてありませんよね。
そんな中でバイタリティ溢れる若い外国人を生徒に日本語を教えるのはとても刺激的で教える側も元気になれます。
また、学生も大学生かそれ以上の年代の場合がほとんどですから、小学生や中学生の子供を教えるような「疲れ」はありません。
決して楽な仕事ではありませんが、刺激的な環境で元気をもらえながら仕事ができるのが日本語教師なんですね。
③人生経験豊かなことが教える現場でも活きる
40代、50代や定年退職してから仕事を探す場合、年齢が高いことで不利になることは多いですよね。
この年齢で仕事を探す場合、単純作業のパートや警備員のような仕事しかない場合も多いです。
その中で日本語教師はあなたの豊かな人生経験がそのまま教育現場で生きてきます。
子供のころから現在までの日本社会の変遷、日本語という言葉がどのように変わってきたのか、など幅広くあなたの経験をそのまま話すことが日本語を学ぶ学生にとっては刺激的な内容になるのです。
④海外で日本語教師になることもできる
皆さんの中には、第二の人生を海外で過ごしてみたいと思っている人もいるかもしれません。
2015年の国際交流基金の調査では海外で日本語を学ぶ人は実に約365万人もいます。
日本の文化やアニメなどは、海外でも人気でこれにより海外で日本語を学ぶ人も増えています。
ですから、日本語教師となることで、活躍の場は日本だけでなく、海外にも大きく広がっていくのですね。
年齢を重ねてから海外で生活することは大変なこともありますが、そのような変化を求めている人には挑戦のし甲斐がある仕事といえます。
日本語教師に向いている人・やめたほうがいい人
日本語教師に向いている人や向いていない人というのはあるのでしょうか。
私自身の経験や周囲の日本語教師をしている方から聞いた内容をまとめてみたいと思います。
ポイントとしてあげれば、このようなもののようです。
特に話すのがうまいとか、面白くなければいけないわけではありません。
ただ、相手は全く違った国や文化で育ってきた外国人ですから、最初は戸惑うこともあるでしょうし、大変なこともあると思います。
しかし、すぐに諦めることなく、根気強く、しかし楽観的に失敗を恐れず努力していけば、必ず素晴らしい日本語教師になれるでしょう。
相手も日本という慣れない環境で生活しながら頑張って日本語を勉強しに来ています。
ぜひ、その苦労も理解してあげながら教えていければ、日本語教師というのは本当にやりがいのある素晴らしい職業であることを感じることができるでしょう。
日本語教師の求人はどこでわかる?
現在はさまざまなサイトで日本語教師を募集していますので、複数サイトを見ながら、どんどん希望にかないそうな求人に応募していった方が良いです。
同じサイトの中にも、日本国内と海外の求人募集を載せているサイトもあるので、海外で日本語教師を希望する方は、海外での求人にも挑戦してみてください。
以下、いくつか日本語教師の求人を載せているサイトを紹介いたします。
・indeed インディードの日本語教師の求人
・ハローワーク ハローワークの日本語教師の求人
・求人ボックス 東京都の日本語教師の求人(勤務地変更可)
・jegs 海外の日本語教師の求人も多数掲載
・日本村 日本語教師の採用合同説明会も開催
まとめ
教師というと若い人をイメージする方も少なくないかもしれません。
でも、日本語教師って実際40代以上の、さらには定年退職後になる人も珍しくないんですね。
今まで働いてきた会社で出世コースから外れてしまい、働き甲斐がなくなってしまった。
仕事は定年となったが、まだまだ働きたい。
第二の人生を充実したものにしていきたい。
いろいろな理由があると思いますが、これからも需要が伸びている職業で、とても刺激的でやりがいがあるのが日本語教師であることは間違いありません。
文化や言葉も違う外国人に言葉を教えるというのは決して楽な仕事ではありませんが、日本語教師は日本と海外をつなぐ、とても大切なそして意義のある仕事です。
是非、人生をより充実したものにするための選択肢として日本語教師を考えてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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