海外在住が長いのに日本の2級FP技能士資格を持っていて、資産運用にもちょっと携わっているトニー(@enjoyhklife)です。
あなたは株式投資と聞いて、どのようなことを思い浮かべますか。
ギャンブル?
うさん臭い?
総じて株式に投資をしたことをないひとからすると、
危ないもの
というイメージがあるかもしれません。
Contents
株式投資はギャンブルではなく、豊かな老後を過ごす資金を作る資産運用の手段
少子高齢化社会において、私たち自身の年金受給にも不安がある今、
株式投資は、ギャンブルでも危ないものでもなく、
私たち一人ひとりにとってしっかり取り組んでいかなければならない、必要な資産運用となっています。
仮に、40歳の男性が受け取れる年金受給額を例に見てみたいと思います。
年金の計算は複雑なので、ざっくりイメージができるように概算で例を出しますと、
65歳受給を前提に、男性は65歳までは会社員、女性は30歳から専業主婦とすると、
1か月に受け取れる年金金額は月額で約24万円です。
また、定年後に夫婦が過ごしていく上で必要な生活費の目安は、月約27万円。
これだけ見ても、年金では足りないことがわかります。
これに、時々温泉旅行や海外旅行をしたりとか、
逆に病気になってしまった時の費用なども考えると、ますます収支の赤字は広がっていきます。
自分でしっかり資産運用を考えていかないと、安心して老後を過ごすことができなくなってしまうのです。
心配になってきませんか、この現実。
そのような状況を防ぎ、自分自身が豊かな老後の生活を迎えるためにも、株式投資を必要な資産運用として今からしっかり学んで取り組んでいきましょう。
資産運用としての株式投資にとって一番大切なのは分散
まず、株式投資を資産運用として考えた場合、普段仕事などで時間がない私たちにとって一番大切なポイントは
資産運用=分散投資
ということです。
また、分散投資には2つあります。
①アセットクラス(株式や債券、不動産投資信託などの投資対象)の分散
②タイミング(一気に有り金全部つぎ込むのではなく、月次で買うなど買うタイミング)の分散
例えば仮に、
今注目されているから~♪
という単純な理由で、ソフトバンク株に、今ある余剰資金をすべてつぎ込んで買ったとします。
20年後、定年となった時点で、株価が上がっていればよいですが、
自分と奥様の老後の生活を1つの会社の株価にゆだねてしまうのはあまりにもリスクが大きくなります。
そうでなくて、例えば、
日本の株価指数である、
日経平均に連動する上場投信(ETF)(銘柄コード1321)を、月次投資で5万円ずつ購入していくなど、
購入金額と購入のタイミングを分散することによって、
高値づかみしてしまった~(泣)
ということを防ぐことができます。
これをドルコスト平均法といいます。
株式投資の王道は、「安く買って高く売る」。相場が大きく下落した時こそ、ちょっと多めに投資
さらに、日経平均が20%くらい下落するなど、
相場が大きく調整(下落)した時などに、余剰資金で同じ銘柄を追加購入すれば、
運用効果は高まっていきます。
なぜなら、株式投資の王道は、
安く買って高く売る
だからです。
多くの人は、
あの銘柄結構上がっているから、買わないと!
といって、結構上がってしまった銘柄に飛びつこうとしますが、
買った後、間もなく大きく下落する、ということはよくあります。
でも、実際にはどこが高くてどこが安いなんて、後になってみなければわからないもの。
だから、金額とタイミングを分散するわけです。
さらに言うと、
相場が大きく下落し、
多くの人が株式投資に弱気になっていたり、株式投資に見向きもしなくなっているときこそが、
以外に大きなチャンスだったりするものです。
その時が相場の底になっている可能性があるからです。
日本だけではなく、アメリカなどの指数連動型ETFを組み入れ、グローバルに分散投資
また、投資対象を日経平均連動の銘柄だけではなく、
アメリカ市場の株価指数S&P500(銘柄コード1557)などを加えることによって、
より分散効果を高めることができます。
・指数連動のETFを
・金額を決めて、月次で購入していく
・時々、相場が大きく下落した時には臨時に買い増しする
このようなルールを決めることで、リスクを抑えて資産を形成することができます。
メインの運用とサブの運用を分け、個別株投資も楽しんでみよう
分散投資はわかったけど、ソフトバンクの株とか、アマゾンの株も買ってみたい!
という場合には、
先ほどのETF投資をメインで全体の80%の金額を投資、
サブとして、自分も株投資を楽しめるように投資予定金額の20%を個別株に、
というように金額を分散させて、
あくまでも堅実な投資の割合を大きくしておけば、
万が一、個別株投資で失敗しても、運用全体に占める影響を抑えることができます。
このようにして、株投資を楽しみつつ、資産を形成していってはいかがでしょうか。
実際に開設する証券会社ですが、
手数料が安く、使いやすいネット証券はたくさんありますので、
いくつか証券口座を開設してみてから、
取引画面や提供されている情報、自分との相性を見て、使う証券会社を決めるのがよいと思います。
なかでもSBI証券は、ネット証券では評価が高く、初心者にも使いやいプラットフォームと、業界屈指の格安手数料。
米国株などの海外株式もあり、ファンド数も豊富なため、おすすめです。