DIAMOND onlineで以下のような興味深い記事がありました。
どのような時にストレスを感じますか?
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お客様に対する「おもてなし」に疲れている日本人!?
日本と海外の両方に住んでいて感じるのは、日本のサービスレベルの高さ。
東京オリンピックの招致活動をきっかけに「おもてなし」という言葉もよく使われるようになりました。
私も、これまでの海外経験と比較し、日本に帰るたびに、日本のサービスレベルは高いな、といつも感じています。
外国人の友人も、日本人って本当に礼儀正しいよね、と日本人の礼儀が良すぎる姿勢にどう反応していいか戸惑いながらも、好印象を持ってくれている方が多いです。
でも、アメリカや香港、他のアジアの「適度な適当さ」に慣れてしまうと、日本人の立場からすると、正直言ってそこまでしなくてもいいんじゃないかな、と思うこともあるんですよね。
お客様が気持ちよくなってくれるよう精一杯おもてなしをしたい、という気持ちは素晴らしいと思います。
でも、それが原因でおもてなしをする方が精神的に参ってしまうのであれば、本末転倒なのではないかな、と思うんですよね。
接客仕事で無理に感情を作ることに疲れ燃え尽きてしまう日本人
このような「業務の一部として、人と接する際の自分の感情やっけの調子などのコントロールが求められる仕事」を「感情労働」と呼ぶそうです。
この記事にあるように客室乗務員(CA)や看護師が、「感情労働」をする代表的な職業とのことですが、記事にもある通り、どのような仕事でも人を相手にしている以上、大なり小なり「感情労働」ってあると思うんですよね。
そこで、本当の気持ちと表情のズレ「感情不協和」が、ストレスとなり燃え尽き症候群を生み出してしまうそうなんですね。
この燃え尽き症候群の症状としては以下の3つがあるそうです。
- 精神的にぐったりと疲れ果ててしまう
- 人と関わることが嫌になってコミュニケーションをとるのが面倒になってしまう
- 仕事状に個人的なやりがいや達成感が失われてしまったりする
このような状況になってしまった、またなりそうな時にどうすれば良いか。
記事の中では「深層演技」と言われる、例えば「自分はもっと心の広い人間だ」などと、自分自身を思い込ませて、仕事上必要な役割になりきるということが書いてありました。
仕事に行き詰ってしまったらもう一度「自己分析」をして自分の適性を確認してみよう
「深層演技」は、仕事上のストレスを管理する方法の一つとしては良いかも知れませが、なかなかそのように自分を思い込ませるのは簡単ではないかと思います。
実際の気持ちとしては、今すぐにでもその大変な環境から逃げ出したい自分がいるわけですからね。
そのような時に大事になるのは、「職業に対する適正」だと思います。
皆さんも大学の就職活動の中で「自己分析」をしたことがあるかもしれません。
でも、学生で仕事をした経験がない段階でする自己分析と、実際に仕事をしてみて再度行う自己分析では違った結果になることもあり得ると思います。
その再度自己分析をした結果を元に、場合によっては転職をするということを検討しても良いのではないかと思うんですよね。
管理できそうなストレスであれば、「深層演技」の思いこませでなんとか乗り切れるかもしれませんが、本当にうつ病にでもなりそうな状況の場合は、とにかく状況をそれ以上悪化させないことが大事なのですから。
無理に我慢をしても、精神的なストレスがもっと大きくなり、結局仕事を止めることになあってしまい、しかも回復までに長い時間がかかってしまう状況にもなりかねませんから。
もしそのような状況になりそうな時は、とにかく一人で抱え込まず、なるべく早い段階で自分を見つめ直し、転職エージェントと相談するなどの対策をとることを検討してみてはいかがでしょうか。