新元号が発表されました。
令和(れいわ)
今回の元号の令和は出典は万葉集からということですが、ここでは、
ということについて書いてみたいと思います。
(以下、説明の参照・引用はウィキペディアから)
Contents
新元号・令和(れいわ)が引用された「万葉集」とは?
新元号の令和(れいわ)は万葉集の第五巻、梅花の歌三十二首并せて序(梅花(うめのはな)の歌三十二首の序文)から引用された言葉なんですね。
日本史上、初めて元号の出典が漢籍ではなく、日本の古典からとなったことでも注目を集めました。
その元号の出典元となった万葉集には次のように書かれています。
初春の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和(やわら)ぎ、梅は鏡前の粉(こ)を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす
万葉集とは?
万葉集は私も、
というくらい薄い記憶しかありませんでしたが、7世紀後半から8世紀後半にかけて編纂された現存する日本最古の歌集です。
万葉集は全二十巻あり、4500首もの歌が収められています。
名前の由来は、いくつかの説があるようです。
- 「万の言の葉」→「多くの言葉の葉=歌」を集めたもの
- 「末永く伝えられるべき歌集」←「葉」を「世」の意味にとったもの
これだけでも、深い意味が込められた魅力的な歌集だなぁ、という雰囲気が感じられますよね。
「歌の前に皆平等」だった日本?
万葉集の魅力的なところは、著名な歌人の歌だけが書かれているのではなく、天皇から下級官吏、貴族から平民と、本当に幅広い人々が呼んだ歌が収められている点です。
天皇が歌った歌と平民が歌った歌が同じ書物に収められているっていうのも、なかなかすごいですよね。
この点について、渡辺昇一氏は
「和歌の前に万人は平等である」
と言っているようですが、そのような文化的背景があったからこそ、万葉集は身分の差を超えて編纂されたんだなぁ、と思います。
新元号・令和(れいわ)に込めた思い
この令和を選んだ意義について安倍首相は、次のように語っています。
厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、日本人が明日への希望とともにそれぞれの花を大きく咲かせることができる日本でありたい
私はこの説明を聞いたときに、個人的に
と、素直に思いました。
日本は長い経済的停滞に苦しみながらも、近年の就職・転職市場における「売り手市場」の状況など、ようやく前向きな方向に向こうとしている。
そのように、長く厳しい寒さを乗り越えて、日本人一人ひとりがそれぞれの花を咲かせて、日本という国を飾ってもらいたい。
是非、令和が良い時代になることを希望しています。
今だから読もう万葉集
海外にいると、
と思わされることが多々あります。
とつくづく思うんですよね。
日本最古の歌集である万葉集を新しい時代を迎える今だからこそ、読んでいきたいですよね。
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