資産運用

年金2000万円不足時代を生きる「金融リテラシー」の大切さ

海外在住が長いのに日本の2級FP技能士資格を持っていて、資産運用にもちょっと携わっているトニー(@enjoyhklife)です。

年金2000万不足問題を発端にして、従来の年金だけではなく、NISAiDeCoを活用して、自分の責任で資産運用をする重要性が高まっています。

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香港では、良くも悪くもお金儲けに関してさまざまな情報が飛び交っていて、仕事場や生活において、常に周りの知人友人と情報交換をすることができます。

しかし、日本では、節約などに関してはいろいろ情報交換することができるものの、資産を増やすという投資や運用に関しては、「悪いもの」という漠然としたイメージがあるのか、ほとんど話されません。

お金を増やしたい、と思っても収入は会社からのお給料のみ。

生活費などを引いた余剰資金はすべて現金という人はとても多いです。

しかし、これでは運用をすることで資産を増やし、将来的なライフイベントに備えていく、大事なチャンスをみすみす失っていることになっているのです。

Contents

金融リテラシーって何?

意外と知られていないのですが、金融リテラシーに関して金融庁がさまざまな情報を提供しています。

お金との賢い付き合い方や運用に関する知識である金融リテラシー。

当サイトでも、できるだけかみ砕いて説明したいと思います。

より詳しく知りたい方は、ぜひ金融庁のサイトも見てみてください。

 

私たちの生活に欠かせない「お金」。

私たちは、会社に勤めたり、自分で事情を起こしたりして収入を得ています。

そのお金をもとに、食べ物を買ったり、生活必需品を買ったりするなど、生活費として使ったり、時には旅行に行ったり、映画を見たりして余暇を楽しんだりしています。

しかし、お金は際限なく湧いて出てくるわけではありません。

使えるお金は限られているのです。

たとえ今、生活に必要なお金以上に収入があったとしても、将来子供ができたときのため、マイホームを買う時、老後のためにも一定のお金を貯めておかなければいけませんよね。

そのように、限られた収入(お金)をどういう時に、どれだけ使ったらいいのか、また将来の支出のためにお金を貯めたり、株式などに投資をしてお金を増やすための知識が必要となってきます。

このようなお金との付き合い方、判断力、金融商品や経済の知識のことを金融リテラシーと呼んでいます。

金融庁の「最低限身につけるべき金融リテラシー」では、大きく分けて、3つの分野における金融リテラシーが求められています。

  1. 家計管理
  2. 生活設計
  3. 金融知識及び金融経済事情の理

それでは早速、一つ一つ見ていきたいと思います。

金融リテラシー①家計管理

あなたの家計の収入はいくらあって、毎月の家賃や食費、交際費などを引いたら、いくら残るのか。

一家でちゃんと家計簿をつけて、収支の管理をしているか。

このように家計を管理して、赤字に陥らないようにすることは金融リテラシーにとっても一番基本的かつ大切なものになります。

金融リテラシー②生活設計

私たちの生活には、さまざまなライフイベントがあります。

就職、結婚、出産、子供の教育、マイホームの購入、定年、老後の生活、、、

結婚費用やマイホームの購入のための資金は一朝一夕にできるものではありません。

ですから、普段の家計管理の時に、このようなライフイベントにおける出費に備えて、お金を蓄えておく必要があるのですね。

前々から準備をしておくことによって、現在の生活レベルを維持しながら、ライフイベントを余裕をもって乗り越えて、さらに人生を楽しむことができるようになります。

金融リテラシー③金融知識及び金融経済事情の理

ここが今とても求められているのですが、収入と支出の差から生まれる余剰資金で資産運用をすることで、資産を増やすことができます。

運用するための手段として、株式投資信託(ファンド)などの金融商品があり、現在ではよりお手軽に運用に取り組んでいけるよう、NISAiDeCoのような制度も整ってきています。

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さらに保険商品などは、掛け捨ての保険や貯蓄型の保険など種類がたくさんあり、自分が契約している保険が、どのような時にどれだけカバーされるのかを理解する必要があります。

また、日本では特に外国為替証拠金取引(FX)も男女問わず、資産形成の手段として広がってきています。

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しかし、このような金融商品には大なり小なりリスクがありますので、自分がどれだけの余剰資金を運用に使えて、どれだけの期間運用することができて、どれだけのリスク(運用価格の変動)に耐えられるのかを、しっかりと理解する必要があります。

かといって、リスクを恐れて余剰資金をそのままにしていても、現在のマイナス金利の状況では、資産が勝手に増えることはありません。

実際は増えないどころか、マイナス金利や経済のインフレを考慮すると、現金の実質的な価値というものはどんどん減っていってしまうのです。

ですから、ただリスクを恐れて運用しないのではなく、金融商品に対して正しい知識を身につけることによって、リスクをコントロールしながら、自分のライフイベントに向けて資産を増やしていくことが大事になってくるのです。

ライフイベントを安心して迎えて人生をより楽しむために

年金2000万不足時代を生きるために、これからは節約だけではなく、余剰資金を使って資産を守り、増やしていくことが必要になってきています。

年金だけ、給料からの貯蓄だけでは、ライフイベントを乗り越えることができないのです。

しかし、早くから資産運用をしていけば、ライフイベントを安心して迎えれるだけではなく、人生をより楽しんでいくことができるのですね。

しかし、私たちも時々ニュースで目にするように、よくわからない投資の勧誘にだまされて、何百万円もつぎ込んでしまった、などという話もたくさんあります。

大切な「お金」に関することだからこそ、商品を見極める正しい知識や注意力をしっかり持って、取り組んでいくこと大切なのですね。

当サイトでも、金融リテラシー向上の一助となるような、ためになる情報を提供していきたいと思います。



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(参考)

金融庁:金融経済教育に関する情報

金融庁:最低限身につけるべき金融リテラシー