海外生活

香港在住15年以上の私が移住先としての香港を考えてみた(1)香港永住権の取得

香港在住15年以上、国際結婚で英語、中国語(普通話・広東語)を中途半端に操り(笑)、香港が第二の故郷になっているトニー(@enjoyhklife)です。

香港での在住経験が15年以上となった、私。

もう、香港が自分にとっての第二の故郷といっても過言ではありません。

現在は、デモの影響で大きく揺れている社会状況ではありますけれども、それでも香港はエキサイティングで刺激にあふれた街であることに違いありません。

世界的な金融都市であるとともに、中国への窓口として、巨大な市場をバックに経済的にも大きく発展を続ける香港。

香港は、1997年にイギリスから中国に返還されて以来、一国二制度の下、中国本土と違いさまざまな自由を享受してきましたが、一方で「中国の一部」として、アイデンティティーで大きくジレンマを抱えてきました。

私が初めて香港に来たのは返還直後の1997年でしたが、そのころと比べても22年で香港は大きく変わってきています。

その香港を移住先として考えるとき、どういった点を抑えなければならないのでしょうか。

まず、今回は香港で永住権をとる方法についてお話しします。

香港で永住権をとる方法

香港に滞在するためのビザの種類

通常、旅行者として香港に来る場合、ビザなしで90日間滞在ができますが、香港に居住するとなると当然ビザが必要となります。

私自身はすでに香港で永住権を取得していますので、香港の身分証明書である香港IDカードも「香港永久性居民身分証(パーマネントID)」となっています。

以前は、一定の額を香港で投資することで取得できる「資本投資移民ビザ(CIES)」という制度がありましたが、中国本土からの多くの申請によって2015年に停止されてから、現在、香港に居住するには、次の2つのうちいずれかのビザを取得する必要があります。

  • 就労ビザ (Employment Visa)
  • 家族ビザ (Dependent Visa)

このいずれかのビザを取得して、香港の居住歴が7年間を過ぎると、香港の永住権取得のための「香港永久性居民身分証(パーマネントID)」を申請することができます。

ビザは基本的に、最初の1回目が1年間有効、2回目からは2年間有効のビザが発行されることが多いです。

私の場合は、最初に私が就職した会社にスポンサーとなってもらい、就労ビザを申請・取得。

その後、香港人の妻と結婚したため、就労ビザから家族ビザに切り替えをして、香港居住が7年過ぎたときに「香港永久性居民身分証(パーマネントID)」の申請をしました。

(香港イミグレ:ビザ情報について

「香港永久性居民身分証(パーマネントID)」申請について

7年間の滞在後、「香港永久性居民身分証(パーマネントID)」を申請する場合は、以下の書類が必要となります。

  1. 申請用紙
  2. パスポート
  3. 7年間の香港居住を証明する書類

③については、私の場合は7年間の納税時の領収書(Income Tax Receipts)を提出しましたが、この他の書類としては、在職証明書、公共料金の明細書、銀行の明細書などがあります。

申し込み自体は、①イミグレで直接提出、②イミグレに郵送、③オンラインで申請できます。

(香港イミグレ:パーマネントID申請について

私の場合は、念のため①の書類を直接イミグレに持って行って申請しました。

書類を提出すると、イミグレから「追加で必要な書類等あれば連絡します」などと書かれた手紙が届き、特に問題がなければ数週間後、「〇月〇日に来てください」とかかれた手紙が届きます。

私の場合、呼び出しの手紙が届くまで大体3週間ほどかかりました。

そして、その手紙をもってイミグレに行くのですが、「どんなことを聞かれるのだろう」と身構えていたのですが、いざカウンターに行ってみると、申請した書類を確認して「はい、じゃあOKね」と言われ終了。

これには拍子抜けしました。笑

そして無事に面談も終わり、その足で「香港永久性居民身分証(パーマネントID)」申請のフロアに行って、IDカードをパーマネントIDに切り替える申請をしたのでした。

香港の永住権をとるメリット

このように香港に住んでいれば、比較的簡単に取れてしまう香港の永住権ですが、私も時々聞かれるのですが、永住権をとることと国籍が変わることは違います。

永住権を取得しても、国籍が変わるわけではないので、私もそうですが国籍は日本のままです。

国籍を変更するにはまた別の手続きが必要になるのですね。

さて、香港で永住権をとるメリットは以下のものがあります。

  1. ビザの更新手続きが不要になる
  2. 香港で選挙権が持てる
  3. 香港で不動産購入時の印紙税15%がかからない
  4. マカオに入境の際、パスポートが必要なくなる

①ビザの更新手続きが不要になる

永住権をとると、もう就労ビザや家族ビザの更新手続きは必要ありません。

これはとても楽ですね。

2年ごとの更新でも、忘れないように手続きをしないと不法就労になってしまう可能性がありますし、イミグレに行かなければいけないので、手続きも面倒です。

また、就労ビザの場合、転職した場合はスポンサーチェンジをしなければいけませんので、会社としても面倒なんですね。

②香港で選挙権が持てる

私も、数度経験しましたが、永住権をとると香港で選挙権が持てます。

香港の場合、選挙がある際には「投票します!」を意思表示をして登録しなければいけないのですが、その手続きさえすれば投票できるので、これは貴重な経験ですね。

③香港で不動産購入時の印紙税15%がかからない

私も、香港で不動産を購入しているので、これも経験があるのですが、印紙税が売買価格の15%もかかると、かなり大きな負担となります。

元々は外国人(主に中国本土の方)が香港で投機的に投資をするのを抑えるために導入されたものだと思われますが、不動産が高い香港、この15%を払うか払わないかは大きく不動産売買の判断に影響してきます。

④マカオに入境の際、パスポートが必要なくなる

また、パーマネントIDを取得すると、マカオに行く際にパーマネントIDだけでマカオに入境できるようになります。

これは、カジノなどで頻繁にマカオに行く人にとっては大きなメリットかと思います。

パスポートを持ち歩かないでも、ふとした時に「ちょっとマカオ行ってこよう」ってできるんですからね。笑

香港の永住権取得後、注意が必要なこと

パーマネントIDは更新等は必要ないのですが、36か月以上香港を離れると永住権が失効してしまいますので注意が必要です。

何らかの理由でしばらく香港を離れることになっても、トランジットや1日の滞在でもいいので、3年に1回は香港にくる必要があります。

また、私はまだ経験がありませんが、香港の裁判所から陪審員として選出された場合は、原則としていかなければいけません。

私の香港人の友人も選出されて陪審員をしていましたが、数週間仕事もできず色々な制限が課され大変みたいでした。

もちろん、辞退申請もできるようなので、言語など自信がなければ辞退申請する方が良いかもしれませんね。

(参考:せかいじゅうライフ

まとめ

基本的には7年間ビザを更新して香港に居住することで香港の永住権が取れるので、取得の壁はそれほど高いとは言えないでしょう。

アジアでも活気があり刺激がある街、香港への移住もよかったら検討してみてください!

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